最近観た映画のはなし

いろいろと映画を観ているのですが、なかなか更新できていませんでした。いつもは1つずつ紹介していますが、今回はまとめて紹介したいとおもいます!

 

■『リアリティのダンス』アレハンドロ・ホドロフスキー監督


映画『リアリティのダンス』予告編 - YouTube

カルト的人気がある、チリの映画監督アレハンドロ・ホドロフスキーの新作です。カルトと聞いてちょっと身構えて行ったのですが、そこまで構えて行く必要もなく、とてもよかったです。この映画では彼の人生(と父親の人生)が描かれているのですが、本当に凄まじい人生だったんだなと思いました。時代も時代ですが、こんなことが本当にあったのかと思うととても辛い気持ちになります。ですが、ホドロフスキーの演出や脚色によってコミカルに描かれている箇所もあり、さすが奇才ホドロフスキーだなという感じもしました。まだ一部映画館では公開中のようです。

■『365日のシンプルライフ


映画『365日のシンプルライフ』予告編 - YouTube

これはフィンランドに住む主人公が、自身の失恋を機に部屋にある「もの」すべてをレンタル倉庫に預け、必要なものだけを1日1個持ち帰るという大実験ムービーです。主人公のペトリは実際にすべてのものを預け、必要なものだけで生活していきます。彼はこの作品を監督・脚本・主演をしており、「自分にとって大切なものは何か?」「幸せとは何か?」というのを実証(?)しています。家に帰ったら物の整理をしたくなりました(笑)。

■『トム・アット・ザ・ファーム』グザヴィエ・ドラン監督


映画『トム・アット・ザ・ファーム』特報・ロングバージョン - YouTube

監督のドランはまだ25歳にして今やとても注目されている新人監督です。彼はカナダ出身で、監督から主演、衣装や編集までこなすマルチな才能を持っています。この作品は、彼初めてのサイコスリラー作品。ダークな部分とだんだん追い詰められていく疾走感にたまらなくそわそわさせられました。ファームで起こる次々の出来事にドキドキが止まりません。

■『紙の月』吉田大八監督


『紙の月』予告篇 - YouTube

桐島、部活やめるってよ』でもおなじみの吉田監督、原作・角田光代、女優・宮沢りえのタッグで実現したヒューマンサスペンス作品です。評判を聞いて気になって観に行きましたが、想像以上に重たい作品でした。宮沢りえ扮する梨花はどんどんと横領に手を染めていき、不倫相手の大学生・池松壮亮扮する光太とともに贅沢な生活を送るようになっていきます。とにかく、宮沢りえの演技がすごいです。役になりきっているというレベルを超えて、感情の表現や仕草、目の動き…ひとつひとつが繊細で、壊れていく梨花そのものでした。特に最後のシーンは必見です。

■『FRANK』


映画『FRANK -フランク-』予告編 - YouTube

笑いあり、涙ありなこの作品は、主人公のフランクにあの最もハンサムな顔第一位のマイケル・ファスベンダーが…!まさかの物語の初めから最後まで被り物をかぶっています(笑)。この時点でもうすでに面白いのですが、内容はもっと面白かったです。バンドの話なので、音楽好きにはかなり笑えると思いますし、なぜフランクがあの被り物をかぶっているのかの真実を知りたい方はぜひ、観てみてください。最後はほろりと涙が出ました。

他にも、いろいろとDVDでもたくさん映画を観ているのですが、何を観たのか忘れてしまったので(笑)また2014年に観た映画をリストアップしてみたいと思います。

最近は、友人と渋谷のUPLINKで映画を観ることが多いです。ビルの中にシアターがあるのですが、とてもアットホームな雰囲気でかわいいですよね。椅子もすべて揃えているわけではなく、いろんな椅子があったりして。自分の座りやすいお気に入りの椅子で観るのもひとつの楽しみですよね。現在は、2014年の見逃した映画をテーマに再上映をしているみたいなので、この機会にぜひ。http://www.uplink.co.jp/

それでは、良いお年を!